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モールを使わない配線方法(1)                     【ホテルのVOD・インターネット・テレビはコムパス】

金曜日, 2月 4th, 2011

LAN工事で愛知県のホテル様にお世話になりました。
今回の施工は、ちょっと特殊なケースでして…
「できればモールを使わないで欲しい」
という、施主様の強いご要望がありました。
ご存じの方も多いかと思いますが、建築後の建物の場合、壁内にLANケーブルを通すのは非常に困難です。
電話などの配管が使える場合ならそちらを利用して施工することも可能です。
ですが、実際にはすべてのお部屋に通線出来る余裕がある配管を施しているホテル様は非常に少ないというのが現状です。
では、配管がない場合は、どのようにコンセントや電話線が入っているのでしょうか?
下図をご覧下さい。

壁内断面図

ケース1は、コンクリート基礎と石膏ボードを接着用コンクリートでくっつけている場合です。
建築中に、配線が終わってから接着作業をしていますので、建築後の状態でケーブルを通そうとすると、接着コンクリートに当たってしまいます。
ケース2は、コンクリート基礎と石膏ボードを軽量鉄骨で支持している場合です。
この場合は、軽量鉄骨に小さな穴を開けて、その中にケーブルを通しています。
今回はケース2の形でした。
天井内から軽量鉄骨の穴あき部分を直接見ることができないため、そのままではLANケーブルを通すことが出来ません。
天井に穴を開けられたら、通線出来るのに…
そこで考えたのが、天井にダミーのスピーカーパネルを取り付け、その穴を利用してケーブルを通すという工法です。
これならモールを使わず、違和感もないので、きれいな仕上がりが期待できます。
さて、実際の仕上がりは、下の写真をご覧下さい。

施工後客室写真

左に解説を載せております。
右の写真が完成後のお部屋です。
解説を書かないとわからないくらい、自然な出来映えとなりました。
スピーカ部分は特殊なアタッチメントで丸く切り抜きますので、周りにホコリがちらばったり、ぼろぼろな穴が開いたりといったことはありません。
また、壁内は断熱材や軽量鉄骨がしっかり詰まっていましたが、そこは職人のプロ根性できっちり通しました。
結果的には通常の工事より時間がかかりましたが、施主様にもご満足いただける仕上がりとなりました。
こちらのホテル様は将来VODもご検討されているとのことでしたので、一度テレビ付近にLANケーブルを持ってきて、ジョイントで繋いで、机部分に情報コンセントを配置しました。
これなら、ジョイントを外して機械を取り付けるだけで、簡単にVODサービスが始められて、二重投資にならず、安心です。
コムパスでは、LAN配線工事も自社でしっかり管理し、工事前・工事中・工事後も、ホテル様に喜んでいただける施工を心がけております。
ぜひ一度、ご相談下さい。